結婚式に看護師が付き添うと料金は?


最近、全国で多くのご依頼をいただいている「結婚式での看護師の付き添い」に関して、よく質問をいただく「結婚式に看護師が付き添うと料金はいくら?」について詳しくご説明したいと思います。

1.結婚式に看護師が付き添う理由

結婚式とは新たな門出を祝う大きなイベントです。新郎新婦にとって、自分たちを祝福してくれる人たちに感謝の意を伝える大切な場でもあります。最近では、晩婚化の影響もあり新郎新婦の親族も高齢化しているケースが多く、病気や運動機能の低下を理由に、お孫様やお子様の結婚式への参列を諦めてしまう方が多くいらっしゃいます。式場のバリアフリー化やスタッフ、ご家族のサポートだけでは介助に不安や心配もあるかもしれませんが、看護師が付き添うことで解決できることも多くあります。

看護師は、日常の業務として、病状の観察や食事、排泄等のお世話や検温、血圧測定等、多岐に渡り、療養上のお世話を行っています。医療と生活の両面を全人的に見ることができる看護師が結婚式に付き添うことで、身体的・精神的に不安がある人でも結婚式への参列が可能となります。

また、気持ちの部分にはなりますが看護師と聞くと安心される方が多いです。利用者様も看護師が付き添ってくれるなら安心だし結婚式に参列しよう!と参列に対して意欲的になることも看護師が付き添うことの大きなメリットのひとつだと考えます。家族全員を結婚式に呼びたいと考える新郎新婦の中には、私たち日本ツアーナースセンターのような看護師付き添いサービスを知らずに、知り合いの看護師に付き添いを頼む方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、食事(例1人2万)や当日のお車代・お礼(例1人1万)、引き出物(例1人5,000円)、引き菓子(例1人1,000円)+招待状、席次表等の印刷代(例1人1,500円)まで考えると費用がかさみます。企業のサービス(日本ツアーナースセンター等)を利用するよりも高くなることもあります。

例)「自分で知り合いの看護師を手配したとき」と「看護師付き添いサービスを使用したとき」の料金の比較 ※時間は、9:00集合、17:00解散とする
・自分で知り合いの看護師を手配
食事(20,000円)+お車代・お礼(10,000円)+引き出物(5,000円)+引き菓子代(1,000円)+招待状、席次表等の印刷代(1,500円)=37,500円(税抜き) ※イメージです。

・看護師付き添いサービスを使用して看護師を手配
交通費(2,000円)+依頼費用(24,000円)+救護セット(3,500円)=29,500円(税抜き) ※日本ツアーナースセンターの料金(2022年10月現在)

できるだけ費用を抑えるために知り合いの看護師を探す方もいらっしゃいますが、直接看護師を探す場合と、私たちに依頼いただいた場合では8,000円も日本ツアーナースセンターの方が安くなりました。
料金だけでなく、自分で探すとなると手間が増えたり、〇〇さん(看護師)を紹介したら〇〇さんも呼ばないといけない等、実は知り合いだから悩むことも増えてきます。
私たちにご相談いただくケースの中には結婚式開催の1週間前等の方もいらっしゃいますが、その理由としては、頼んでいた看護師さんが急遽来れなくなってしまったなどが挙げられます

本ブログでは、日本ツアーナースセンター以外も含め、結婚式に看護師が付き添う場合の料金にフォーカスして記事を記載させていただきます。

2.結婚式の費用

近年の結婚式における「実施率」「費用」を調べてみました。
2020年4月~2021年3月に結婚した20歳~49歳の男女における結婚式の実施率は71.1%でした。
また、2021年3月~2022年4月の結婚と披露宴の平均費用は304万円でした。結婚式を開催するということは決して安い金額ではありません。そんな中、結婚式を開催するにあたって家族全員を呼びたいと考える新郎新婦は非常に多いです。だからこそ、看護師付き添いのサービスを利用する際には「お手軽な料金」が求められます。ちなみに、家族全員を結婚式に呼びたいと考える新郎新婦が最も配慮したと考える人は祖父母です。62.5%の人が祖父母を結婚式に呼ぶために何らかの配慮をしたと答えています。
例)アクセスのよい結婚式会場にした、バリアフリーの結婚式場にした、料理が食べやすくなるように工夫した、などがあげられます。

小さいころから面倒を見てもらった祖父母に、自分の結婚式に参列してほしいと考える新郎新婦が多いことから、私たち日本ツアーナースセンターのような看護師付き添いサービスはもっと知名度を上げるべきだと再認識いたしました。

3.看護師付き添いサービスの依頼料金

結婚式に看護師が付き添うサービスを行っている企業3社について料金を調べました。
※比較内容はあくまでイメージとなります。B社C社は、実在する団体ではありません。

【ケアミックス株式会社(日本ツアーナースセンター)】
・料金:8時間以内は26,400円(税込)
※交通費用として2,200円(税込)含む(超過分は別途発生)
※宿泊費用は別途発生(宿泊加算として1泊あたり3,300円(税込)発生)

【B社】
・料金:1時間5,000円(税別)が基本単価(4時間未満の利用は単価が変動)
※交通費用(実費)は別途発生
※夜間/早朝、土日祝は料金が割増

【C社】
・料金:看護師の場合、8時間以内で38,500円(税込)
※交通費用、宿泊費用は別途発生
※交通機関や宿泊施設等の手配は3,300円~ (旅行代金の20%以内)

4.日本ツアーナースセンターに看護師の付き添いを依頼した場合の料金例

・例1)結婚式当日のみ看護師の付き添い(宿泊ホテルやご自宅から)
※9:00集合、17:00解散 ※8時間以内は均一24,000円
往復交通費(2,000円)+依頼費用(24,000円)+救護セット(3,500円)
=29,500円

・例2)1泊2日(前泊)で、大阪の自宅から東京のホテルに移動
※当日、大阪の自宅に7:00集合、結婚式は10:00集合、15:00解散
往復交通費(2,000円)+往復新幹線代(30,000円)+遠方・宿泊加算(15,000円 ※往復6時間とする)+ホテル代(10,000円)+依頼費用(24,000円)+救護セット(3,500円)
=84,500円

●結婚式に、看護師付き添いサービスを使用した方の声
Aさん(ご家族):看護師さんに全てを任せることができるので当日楽でした。
Bさん(ご家族):看護師さんがいるということで安心感がありました。
Cさん(利用者様):無理だと思っていた孫の結婚式に参列することができて嬉しい。

【Q&A】
●日本ツアーナースセンターで看護師付き添いを依頼した際、どんな看護師がくるの?
⇒病棟やクリニックで勤務経験のある、資格を持った看護師さんを手配させていただきます。
※ご希望がございましたら、性別や年齢層をご相談ください。

●当日のタイムスケジュールはどんな感じ?
※実際にご依頼いただいた、結婚式への看護師付き添いサービスのタイムスケジュールです
12時:ホテルにて合流(着替えやお手洗いなどの対応)
13時~14時:親族紹介
14時:結婚式スタート
15時30分:披露宴スタート(食事や状態を見て見守りや一部介助対応)
18時:終了予定

5.まとめ

近年では、新型コロナウイルスの流行や、晩婚化によって結婚式への参列者の年齢層が高くなっていることもあり、結婚式へ参列したくてもできないと考える人が増えています。つまり日本ツアーナースセンターが行っている結婚式への看護師付き添いサービスの需要は高まっております。ただ、結婚式には多額の費用がかかるため、結婚式に祖父や祖母を呼ぶために看護師を付き添わせるのかという問題が発生します。

本ブログでは、結婚式に看護師の付き添いサービスを行っている会社の料金に注目しました。状況によって金額に変動はございますが、本ブログに掲載している金額が現在の看護師付き添いサービスの相場となります。

料金については人それぞれ意見があるかと思いますが、まずは結婚式に看護師が付き添うことで病気や運動機能の低下を理由に結婚式に参列が難しいとされている方々が結婚式に参列した。という事実に目を向けていただきたいです。
この看護師付き添いサービスはまだまだ知名度が低いです。一人でも多くの方に知ってもらい興味を持ってもらうことで、将来的には結婚式での看護師付き添いが当たり前のサービスとして認知されることを期待しております。
私たち日本ツアーナースセンターでは、結婚式への看護師付き添いサービス以外にも、旅行や転院などに看護師を手配しております。病気だから病院にいないといけない、体が動かないから外に出られない、そういうことは一度とっぱらって、『本当はこんなことがしたい』、『この人に会いたい』という願いを、私たちにお任せして欲しいと考えております。

参考記事
※「結婚総合意識調査2021」
※「ブライダル総研

関連記事